出生率に思うところ…2005年11月23日 08:54

今日休みだって事、朝起きてテレビ見て気付いた…

http://www.asahi.com/life/update/1123/001.html
 相変わらず人口減少が止まらないという話。
 自分は別に経済に精通している訳でも何でもないが、自分と自分の周りを見て単純に思うことがある。
 今の日本の諸問題。経済悪化や財政、高齢化に伴う社会福祉関連など全ての根源がこれを解消すれば解決するのではないかと…。要は子供が増えれば経済潤い、年金や税金の増収するよね、きっと。

 では、なぜ少子化が止まらないかという問題。政府はこれの原因を全然分かってない様に見える。かく言う自分も結婚適齢期かつ子供も一人や二人いてもおかしくない(ここでは相手がいるいないは置いておいて)年齢である。別に結婚したくないわけでもなく、子供も早く欲しいと思う。でも、現実的なことを考えるとおいそれとそれを実行できない。まあ、してしまった人に言わせれば「勢いだよ」と言われるような気がするが、それは経験した人にしか分からないので、してない人を動かす原動力にはなりにくい。
 しない原因はいっぱいある。
●今の仕事がパーマネントではないこと。
 これは今の社会では契約社員など増えてこういった人は多いのではないか?やっぱり先行きが見えないと結婚や子供を作るというのは躊躇するだろう。たとえパーマネントの職でも、リストラの不安も。
●経済的問題
 昨今の不景気により給料が少なくて(心許なくて)子供を作るに踏み切れない。これも経験者によれば「勢い」ですまされるかもしれないが、作るための背中を押す要素が見あたらない。
●女性の社会進出
 結婚しても経済的・女性側の希望等あり女性も働き続けるケース。当然子作り・子育てはしにくくなる。それを補佐する社会環境、すなわち産休を取りやすい会社環境や子供を預ける施設の不足などが整っていない。
●増税
 来年にかけて定率減税の廃止や消費税率アップなどこの先もグレイな話題ばかり。こうゆうことを思うと気持ちが萎える。「またお金掛かるし、いまはやめておこうっかな」って気持ちがいろいろやる気をなくす。
●「手に職」志向
 これは自分だけかも?これも一つめのパーマネントに通ずるものがあるが、昨今の就職難によりすっかり「手に職」がブームになった。手に職がある人は良いが、世の中ない人あるいはあっても自信が持てない人が多いのではないか?逆に「手に職」がないとやっていけないという変な風潮になってしまっていて、これまた家族を持とうという気になれない。手に職がなくてもやっていける社会が必要。たとえ手に職があってもやっていけるのは「カリスマ」クラス(ふるっ)のみという世界もある?

 まあ、今思いつくところはこんな所かな?
 実際自分の周りでもここ数年数多くの結婚したカップルを見てきて多くのご祝儀をむしり取られたが、その中で現在子供がいるのは1〜2割しかいない。まあ、こっちも当分お年玉の驚異からは免れるのは助かる。実際その中で子供がいるのは公務員や大地主の息子であるようにある程度先行きが安定している人たちである。

 そういう適齢期の人たちの背中を押すだけのニッポンになって欲しい。
 日本の未来と子供の未来、そして団塊ジュニアの未来、それらが直結しているように見える。そう思うのは自分だけだろうか?